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教養講座
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第13回教養講座報告
8月29日(土)会員の井手俊次郎さんが『お孫さんにマーガリンを食べさせないでください』と題して講師を勤めました。今回から、この教養講座を公開講座として、SFSの会員のご家族・知人をはじめ、広く一般の市民にお知らせしました。
その結果、30名の参加者の内、一般の方々20名が参加されました。演題がご家庭での関心事であることから、主婦の方が多く来場頂き、優しい感じの雰囲気の会になりました。
講座の内容は化学式の入る少し難しいものでしたが、大きく分けて「私達が日々の食事の中で摂取している油について」と「マーガリンについて」の二つの点について皆様に知っていただくと良いと思いましたのでご紹介致しました。
A)私達が日々の食事の中で摂取している油について| 1. | 摂取された油(脂肪酸)は細胞の生体膜の構成成分になる。 |
| 2. | 脂肪酸は飽和脂肪酸(二重結合なし=硬い)と不飽和脂肪酸(二重結合有り=やわらかい)2種類ある。 |
| 3. | そのうち不飽和脂肪酸(二重結合有り)が酵素反応で生理活性物質PG(プロスタグランディン)になる。 |
| 4. | 油は、植物性油、動物性油及び魚油の3種類あり、3系統のPGができる。 |
| 5. | 「動物性油、植物性油どちらが良いか」は 意味が無い。 |
マーガリンは合成バター(バターの代用品)として戦後製造されました。脂肪酸は20前後の炭素がつながっている。不飽和脂肪酸は二重結合を含んでいる。炭素は4価なので、二重結合のところのつながり方でシス型(天然)とトランス型の二種類がある。
マーガリン(ショートニングも同様)は、
| 1. | 液体の油に水素ガスを添加して高温処理―二重結合の数が減る。(二重結合の数が多いとやわらかい)-------->適当なところでやめるとほどよいかたさになる。 |
| 2. | これが硬化油、マーガリン(このときトランス型が50%できる) |
| 3. | マーガリンの脂肪酸にトランス型が含まれることになる・・・マーガリンの化学分子の立体構造で物質の物理・化学的性質が決まる」(ノーベル賞受賞) |
| 4. | この考えとマウスの実験の考察にしたがえば、トランス型とシス型は働き(物理化学的作用)が異なることになる。マーガリンに含まれるトランス型(天然型ではない。立体構造が変化している)脂肪酸は体に悪い影響を及ぼす。 |
以上のような理由で、
戦後成長した私達は大量のマーガリンを摂取していないが、現在成長期にある子供たちには、合成バターであるマーガリンは、なるべく食べさせないほうが良いという考えになります。
皆様、食品を選択する中で、ご参考になさってください。
今回は化学式等の説明もあり、要点のみを紹介させて頂きました。詳しい内容等、興味のある方は、上の画像をクリックしてください。講義に使われた資料(講師より提供して頂きました)をPDF版でご案内しています。(PDFは縦長になっていますので右クリック→右回転でご覧下さい)
なお、ご覧頂くには、「Acrobat Reader」(無料)が必要です。インストールされていない場合は上のAdobe Readerのボタンを開いて、ダウンロードしてからご覧ください。
なお、今回の企画について、私の知人も、役に立つ話だったと言っていましたし、参加者の方を誘ってくれた会員のかたも、良いお話だった、役に立った、という感想をいただきました。今後も一般公開として、参加者を募る方向で進めたいと思っていますので、次回からのご案内の折りには、是非ご参加下さい。
宇尾 記
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