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第22回「教養講座」=『東日本大震災 泥だし日誌 報告会』が8月20日(土)に開催されました。

SFS事務所で行われた今回の教養講座には14名が参加しました。外部講師、キッズファクトリーを主催している塚田芳晴氏をお迎えし、宮城県亘理郡山元町で実体験した「泥だし」ボランティアの状況を伝えていただきました。
SFS副代表の畑さんから塚田氏を紹介いただいたあと、パワーポイントの映像に沿って、塚田氏の体験を重ねた話に入りました。

塚田さんと畑さん ボランティア装備の塚田さん 朝のボランティア受付

「泥だし」とは、津波に洗われた家の中に積もった泥を外にだし、床を剥がし床下の泥も出し、石灰を撒くまでをするのです。これを業者に頼むと相当の料金になるのでボランティア依頼が沢山きています。
装備は、安全靴に釘などを踏み抜く事故が多いので0.5ミリの鉄板敷く。ゴーグル、マスク、ゴム手袋は刺しに強いものを用意。食糧、水、テントなども。
スーパーやコンビニがほとんど開店していて食糧は困らなかったものの、テントを張ったところに水場が無く、朝食はカップ麺、サラダなど、 昼食はパンにジャムなど。夕食はコンビニ弁当、スーパーの惣菜などのメニューになった。トイレは近くの避難所を借りた。

現地でのボランティアの一日はつぎのようなものです。
社会福祉協議会がボランティアの受け入れをしているので、7:40ごろ登録。
(この社協には、被災した現地の方が夜10時ころまで働いているのに感動。幼稚園バスが流されお子さんを亡くされた方も毎日仕事をしていました。)
07:40 ボランティア登録
08:00 行き先が分かり、チーフから説明を受け、道具を積み込む。
08:30 現場到着 作業開始
09:30 1回目の休憩
10:45 2回目の休憩
12:00 昼休み
13:00 午後の作業開始
14:00 3回目の休憩
15:00 作業終了 後片付け
15:30 ボランティアセンター帰着
16:00 終わりのミーティング
16:20 解散
床下泥だし中 自衛隊設営の銭湯 子どもたちへのワークショップ
休憩が多いように感じると思いますが、57才の塚田さんはこの位休まないと自分がぎっくり腰などになりそうですとおっしゃっていました。ボランティアは圧倒的に若い方が多いそうです。ご一緒した奥様、お嬢さんは仙台イチゴの枯れた苗の切り取り作業をされたそうです。作業中の女性はトイレをどうするのかとの質問があり、クルマで近くコンビニまで連れて行くと教えていただきました。どこでも気持ち良く貸してくださるそうです。
忘れてはいけない光景
一日の仕事が15時に終わるのは早いように思えるかもしれませんが、その後の片付けや食事準備などで丁度良い時間でした。
自衛隊が16,000人の山元町にも相当入っていて、一番厳しい作業をしていました。自衛隊員は礼儀ただしく、銭湯を設置して入れてくれたので、ボランティアのあとの風呂は、本当にありがたかったそうです。

何度も「泥だし」ボランティアに通って、東北の方と打ち解けてきたので、自分の得意分野を伝え7月31日の子ども祭りに参加し、「バードコールを作ろう!」「ロープパズル」「フエルト玉」などの講習をしてきました。子どもの力は凄いと感じていて、10年は掛かると思われる復興に、子供たちのパワーが必要なので活力を与えなければと思っているそうです。
そして子どもたちに「日本全国が助けるよ!」という気持ちを持っていることを実感して貰いたいそうです。9月11日も現地でワークショップを開催します。
sfsnet参加者
塚田さんのお話を聞いて、「私たちに出来ることはなにか?」を改めて考えました。ボランティアとして入れる人は現地に行く。ボランティアに行かれない人はまず現地を見たらどうかと塚田さんは提案しています。その先に出来ることが見えてくるのではと・・・。旅先に東北地方を選ぶのも支援になりますね。

SFS用に『役に立て!』 『仲間として助け合おう!』 『旅行は東北へ!』 こんな標語はいかがでしょうか。

司会の朝倉さん

(担当/朝倉さん)