「第6回地域SNS全国フォーラムin千葉」に参加して
2月20日(土)千葉大学で、「第6回SNS全国フォーラムin千葉」が開催されました。「22年度茅ヶ崎市協働推進事業」に、湘南ふじさわシニネット(SFS)が提案し、実施事業候補として採択されている「ICTを活用した地域コミュニティの醸成」の事前調査のため、SFSから関係者4名が参加しました。
この全国大会は半年ごとに開催され、今回は、千葉でNPO法人TRYWARPを運営する地域SNS「あみっぴぃ」が中心となって運営され、全国から約240名の参加者がありました。今回のフォーラムでは、副題の「まちの『こんにちは』を目指して」にあるように、ICT技術は、あくまでツールであり、地域の活性化、ひとびとのつながりをリアルな世界で強化するためにあるということが基調に貫かれていました。
挨拶に立った熊谷俊人千葉市長は、「新たな技術によって、新しいコミュニケーションを生み出そう。顔の見える行政、ひとびとの顔の見える関係を築こう」と熱く語りました。
最初の講演では、「あみっぴぃ」を運営する30代前半の若い社会企業家・虎岩雅明氏が、千葉大学大学院の時に起業し現在に至った経緯や、地域SNSの立上げと運営の注意点を詳しく語りました。「盛り上がっていない地域ではSNSは使えない」という言葉が印象的でした。
次に、国際大学GLOCOM/地域SNS研究会の庄司昌彦氏が、「地域SNSの現状と発展の方向性」について講演しました。
「地域SNSは、2004年12月に、熊本県八代で第1号が誕生して以来、現在では全国500カ所以上で運営されている。この中で自治体が運営しているのは全体の1割強程度で、行政への住民参画や自治・まちづくり活動支援、市民活動支援目的となっている」と現状報告、また、研究者らしく、地域SNSの類型化や分析について、詳しい説明がありました。 
午後からは分科会に分かれてフォーラムが続きました。
兵庫県立大学の和崎宏氏は、地域SNSの研究に没頭して、これをテーマに博士号を最近取得しましたが、SNSのEngine Open SNPを開発しています。地域SNSを成功させるための条件や、先行事例の成功法則など説明がありました。
また、横浜の地域SNS「ハマっち」の運営メンバーの「地域SNSの事業継承を考える―横浜市から民間への引継ぎ事例から」の話題もあり、将来の運営を考える上で貴重な内容でした。
最後のメインセッションは、「地域を元気にするICTの使い方」と題して、谷脇康彦総務省情報通信政策課長が講演し、「総務省はe-Japan戦略の下ブロードバンドネットワーク構築に力を入れてきた結果、通信環境は世界で一流となったが、ソフトが立ち遅れている。これからは、ソフトに予算をつけていく。民主党政権の“地域主権”政策の下、リアルとサイバーの世界の連携、これに加えてグリーンに力を入れる。地方の課題解決のためにICTを活用する。」と語りました。これに引き続き、「厚木マイタウンクラブ」、「鶴ヶ島地域協働ポータルサイト」の事例が発表され、パネル討論が行われました 
今回のフォーラムに参加したSFSの坂間さん、江口さん、藤方さん、小林(信)さんは、「多くの地域で多くの人たちが地域を活性化するためにICTを活用して努力をしているのが肌で感じられた。私たちも、茅ヶ崎での『地域コミュニティの醸成』を考える上で大変参考になるとともに勇気づけられた。幸い、藤方さんが、地域SNSの関係者に強い人脈を持っていることもあり、今後もこのルートで、情報収集と人的交流に努めたい。」と語っています。
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