二宮代表理事からのメッセージ 『SFSをとりまく環境変化と今後』
SFSは、昨年5周年を迎え「次のステージに飛躍する」元年として上々のスタートを切ることができましたが、今年は、「次のステージに飛躍する」ために、SFSの事業基盤を一層強く確立する重要な年として位置づけてまいりました。
早くも7ヶ月余り経過し、お陰さまで、事業は順調に推移しており、会員数も116名に達しています。
この1年間、私たちNPOを取り巻く環境はめまぐるしく変化しております。
一言でいえば地域社会への貢献や他の地域主体とのパートナーシップによる公共づくりが従来以上に期待されています。
昨年8月末民主党政権が実現しましたが、鳩山政権が提唱した「新しい公共」の主役は国民(市民)です。国民自身が当事者として、自分たちこそが社会を作る主体であるという気持ちを新たにし、ひとりひとりが日常的な場面でお互いを気遣い、人の役に立ちたいという気持ちで、それぞれができることをするのが「新しい公共」の基本である、としています。
そして政府・行政は従来「官」が独占してきた領域を「新しい公共」に開き、国民に選択肢を提供し、「国民が選ぶ社会」を作るとしています。
また藤沢市は、他市に先駆けて公民連携事業化提案制度を採用し、「民間にできることは民間に」の考えのもと行政と市民・NPO・企業等多様な主体との協働事業による「新しい公共」づくりを目指しています。
このような動きの背景には、市民の公共サービスの多様化により、行政サービスの拡大が求められている一方、自治体の財政状況が悪化し、公民が連携して効率良いサービスを提供、財政危機を回避しなければならない地域社会の厳しい事情があるのです。
NPOも地域で公共を担う役割が求められているのです。
幸いSFSは人材に恵まれており、この資産を生かして、できるかぎり地域社会の要求に応えていかねばならないと考えています。
「ふるさと雇用再生特別基金事業」は、地方自治体を経由した政府の雇用刺激策ですが、藤沢市との協働事業「えのぽ」(えのしま・ふじさわポータルサイト)が選定されました。
SFSは、契約社員2名を採用し、これを契機に、就業規則や安全衛生管理規定などを制定し、企業的機能をつけ加えることになりました。
会員各位におきましては、私たちを取り巻く環境の変化や地域社会の期待に関し、今一層のご理解をいただくようお願いします。
昨年は34名、今年も17名の新入会員が入会しましたが、一般的傾向として、事業(「働く」)よりも「楽しむ」「学ぶ」活動を希望する会員が増えているように思えます。「あれそれ会」、「湘南恩知会」、「PC研究会」、「動画研究会」などの活発な活動にもそれが窺えます。
旧来は入会条件に事業活動を第一義としてきましたが、最近は「楽しむ」「学ぶ」人も喜んで受け入れています。地域社会に貢献する気持ちは人間の隠れた本能であり、SFSにいる限り、いずれ地域社会へ何らかの貢献活動を行うであろうことを確信しているからです。
SFSのイベント参加数についてみてみると、定常総会に60名、納涼会に40名、経営懇談会32名の参加などイベント等への参加者は増えてはいますが、普段事務所へ来る会員数は大きな変化を見せていません。
他のNPOに比べて活動率は低くはないと思いますが、もっと多くの会員が事務所に顔を出してもらい「シニアの居場所」として利用していただきたいのが私の希望です。
そのためには現在の事務所が抱えている「スペース」、「安全性」、「美観」などの問題を解決しなければならないと思います。事務局メンバーが中心になり整理・整頓、美化や安全・安心確保に取り組んでおり、また多くの会員がその活動に協力をしていただいています。
しかしスペースや安全性の面で、現事務所はほぼ限界にきており、早期に新しい事務所の移転を検討したいと考えています。
冒頭申し上げたように、私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。そして、その変化に対応していかざるを得ないことは、NPO法人のSFSも一般の企業となんら変わりがないものと考えています。そして、より多くの会員に、「働く」、「学ぶ」、「楽しむ」ための快適な「居場所」を、ソフト面でもハード面でも提供することが、しいては、それが地域社会に貢献することにつながるものと考えています。
2010年8月12日
NPO法人 湘南ふじさわシニアネット
代表理事 二宮 欣司
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